2023/12/29 11:43

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)初島はさやかに見えて秋しぐれ去りゆきしあとの海晴れわたる 矢野次郎秋の時雨がやんで海は晴れ渡り、初島がくっきりと見えている・・・・・。

2023/12/28 11:20

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)見はるかす駿河の海に光あり燦然として空にし紛る 矢野次郎海の沖合に太陽の光が燦燦と注いでいるのでしょうか・・・・・。空と紛れるほどに・・・・・。

2023/12/27 05:16

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)凪たればあくまで深し青潮の底ひに透る天つ陽の光(かげ) 矢野次郎海の水が、そんなに澄んでいるものなんでしょうか・・・ひょっとしたら沖縄とか・・・・・。底まで見えてい...

2023/12/26 14:23

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)浜村に春陽ぬくとし汀より船巻き上ぐる轆轤(ろくろ)のきしみ 矢野次郎轆轤とわ、滑車のことらしいですね・・・・・。浜の村も春を迎えて暖かくなってきているんですねえ・・...

2023/12/25 11:49

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)わが立てる大き巌を沈むとし傾きて大きうねり寄り来る 矢野次郎磯に立っている作者・・・・・。その磯を飲み込むほどの大きくうねった波が打ち寄せてきているんでしょうね、、...

2023/12/24 16:24

今日の一首

拙歌を一首自転車を漕ぐも年始の風強く思うようには前へ進めぬ 藤本楠庭

2023/12/23 16:45

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)退く波に次ぎ来し波のくずおれて力あまればさかまけるなり 矢野次郎引く波と、寄せる波とがぶつかりあい、その勢いのままに逆巻いている・・・・・。

2023/12/22 16:19

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)吹き荒るる網代の磯に冬日がな海(わた)の浦波寄せてはかえす 矢野次郎網代の磯に打ち寄せる波が、冬の吹きすさぶ風に乗り、寄せては返している・・・・・。

2023/12/21 09:07

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)沖つべゆ吹きよする風を保(も)ちにつつ昼を閉(さ)したる雨戸のきしみ 矢野次郎浜辺なんでしょうね・・・・・。台風かもしれません・・・・・。昼なのに雨戸を閉めて・・・...

2023/12/20 17:10

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)風のむた波のしぶきは雨まじり濱に霧としふきちれるかも 矢野次郎凄い光景ですね・・・・・。風が強くて、波しぶきは雨まじり、それが濱に霧となって吹きすさんでいる。

2023/12/19 17:35

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)吹き荒れの空の高きに鴎子のおおどかにして身はひるがえす 矢野次郎風の強く、荒れた海辺のことでしょうか・・・・・。その風にあおられてか、鴎が身をひるがえす。それも悠然...

2023/12/18 16:30

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ 若山牧水秋の夜長、やはり酒は一人静かに飲むのがいいのでしょうか・・・・・。

2023/12/17 15:58

今日の一首

拙歌を一首この頃は年のせいかも懐かしく昔のことの思い出さるる 藤本楠庭

2023/12/16 14:56

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心 石川啄木今、実際に十五歳なんでしょうか・・・それとも思い出されているのでしょうか・・・。不来方とは、現...

2023/12/15 09:20

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)地図の上朝鮮国にくろぐろと墨をぬりつつ秋風を聴く 石川啄木何か朝鮮に不快な思いを抱かれたのでしょうか・・・・・。