2023/11/14 07:32

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)断崖の日かげにこほる霜柱光りくづるる昼ひそかなり 藤沢古実断崖の日陰の霜柱。静かな昼下がりでしょうか・・・日陰とはいえ霜柱は崩れ、もう溶けかかっているんでしょうね・...

2023/11/13 16:16

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)意外なる言葉放つにうれしむ間届かぬ距離にのびゆくならむ 江口春雄子供さんが、思いもよらぬような難しい言葉を使ったのでしょうか・・・・・。行く末が、頼もしいですね・・...

2023/11/12 14:17

今日の一首

拙歌を一首高級なこの一枚のおせんべいなんとおいしいことであろうか 藤本楠庭

2023/11/11 17:13

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)宿題を拡げ炬燵に寄る子らがそれぞれに今日の言葉もち来る 江口春雄我が子らが、炬燵で宿題をしながら、それぞれに今日の出来事を話して聞かせるのでしょうか・・・・・。

2023/11/10 18:36

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)床なかに足先いまだ冷え居たれ待ちて寝ねたる子はうつつなく ーーー三女ーーー 江口春雄どうも、母親の歌かと思わせられますが・・・・・。お父さんを待っていたんでしょうね...

2023/11/09 08:16

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)やわき肌になびけてうすき初刈りの幼な子の髪や寄せてひとつまみ 江口春雄作者は母親かと思わせる歌ですね・・・・・。何とも微笑ましい・・・・・。

2023/11/08 16:12

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)講堂の裏の庭木のさくら花上枝(ほつえ)はさやるその軒さきに 川田 順さやる、というのは、どうやら、さわる、というぐらいのことでしょうか・・・・・。講堂の裏庭の桜は、...

2023/11/07 20:30

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)嵐山もこのあたり辺はもの寒し蔓蔦(かずら)はひのぼる松といふ松に 川田 順嵐山の山深いあたりでしょうか、松という松は、蔓蔦に覆われているんでしょうね・・・・・。

2023/11/06 16:47

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)春山と人群れゆけど青木の実つめたく紅しここの茂生(しげふ)に 川田 順春なのに 青木の実は赤いんですねえ・・・・・。芝生も伸びてきている、ということでしょうか。そし...

2023/11/05 17:15

今日の一首

拙歌を一首久々に会いたる甥や姪たちの恙無き様まずはめでたし 藤本楠庭

2023/11/04 15:43

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)春の遊び今日をたけなはの人群れて花しづかなる嵐山かも 川田 順ひょっとしたら都おどりのことでしょうか・・・・・。その賑やかさから少し距離をおいて、嵐山のあたりは静か...

2023/11/03 11:35

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)金魚棲まずなりたる池の水だまりに尻をひたしてつどふ蛙ら 菊池誠一金魚の居なくなった池に尻を浸して集う蛙たち。何ともユーモラスですよね。

2023/11/02 16:52

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)鼻つきて向い居りつつ見知り合ふ熊にもあらず蛙らのつらは 菊池誠一鼻を突き合わせながら向かい合っている蛙たちの面構え。やはり、ユーモラスですよね。

2023/11/01 17:58

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)向き向きにつらもたげつつ蛙どち互ひにかかはり無きが如しも 菊池誠一向きを、向き向きにしている蛙たち。まるで、互いに関わりなど何もないかの如くに・・・・・。

2023/10/31 16:41

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)大き小さき殿さま蛙むきむきに集り居りて何を思へる 菊池誠一大きいのやら小さいのやら、殿さま蛙が向き向き集まっているということで、何やらユーモラスですよね。